ガイナ(GAINA)(日進産業)はどんな塗料?特徴と見積もりチェックポイント|中立解説
← 塗料一覧に戻る|最終更新:2026年8月
ガイナ(GAINA)(日進産業)——ロケット技術から生まれた「断熱塗料」として有名な一本。「夏涼しく冬あたたかく」というテレビ・雑誌でおなじみの、指名検索がとても多い塗料です。
このページは、相見積もりでよく登場する塗料を名古屋の塗装専門店が中立な目線で解説するものです。ガイナ(GAINA)は優れた塗料であり、他社様の見積もりを否定するものではありません。

基本スペック
| メーカー | 日進産業 |
|---|---|
| タイプ | 断熱セラミック塗料/水性 |
| 艶 | 艶消しのみ |
| 期待耐用年数 | 約15〜20年(公表情報に基づく目安) |
ガイナ(GAINA)はどんな塗料?
ガイナは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のロケット開発で使われる断熱技術を応用して日進産業が開発した、特殊セラミック配合の塗料です。塗膜の大部分を占める中空セラミックビーズが熱の移動を抑えるため、夏の遮熱だけでなく冬の断熱にも働くのが最大の特徴。「塗る断熱材」というコンセプトで、快適性を重視する方から指名されることの多い塗料です。
ガイナ(GAINA)のメリット
夏も冬も効く「断熱」
一般的な遮熱塗料は夏の熱の反射だけですが、ガイナは熱の出入り自体を抑えるため、冬の保温にも効果が期待できます。
長めの期待耐用年数
セラミック層は紫外線に強く、期待耐用年数は約15〜20年といわれます。
防音・結露抑制など多機能
雨音の軽減や結露の抑制など、住み心地に関する多機能性がうたわれています。
マットで上品な質感
つや消しの落ち着いた仕上がりは、ガイナならではの独特の風合いです。
正直に言うデメリット・注意点
艶が選べない(艶消しのみ)
ツヤのある仕上がりが好みの方には向きません。
濃い色が作れない
セラミックの性質上、原色系・濃色系の色が出せず、淡い色が中心になります。
価格が高め+施工に技術が要る
厚みをつけて塗る必要があり、材料費・手間とも高くなります。撹拌や希釈の管理など施工難易度も高めで、施工店の経験が仕上がりを左右します。
マット質感は汚れが目立つことも
つや消しの塗膜は表面がわずかに粗く、立地によっては汚れが付きやすいという声もあります。
費用の目安
解説サイト等では施工単価の目安として1㎡あたり3,800〜5,200円程度と、一般塗料より高い価格帯で紹介されます(目安)。断熱という付加価値にどこまで投資するかで判断が分かれる塗料です。
評判・口コミの傾向
「2階の夏の暑さがやわらいだ」「雨音が静かになった」という体感の声がある一方、「期待したほど光熱費は変わらなかった」という声も。効果はお家の断熱状態や生活スタイルに左右されるため、過度な期待をさせる営業トークには注意が必要です。
当店の塗料と比べると?
| ガイナ(GAINA) | 当店のリファインシリーズ | |
|---|---|---|
| 期待耐用年数 | 約15〜20年 | 約20〜24年(MF) |
| 断熱(冬) | 期待できる | なし(遮熱のみ) |
| 遮熱(夏) | あり | あり(IR) |
| 仕上がり | 艶消しのみ・淡色中心 | 艶あり・色数豊富 |
| 価格帯 | 高め | 中〜やや高め |
よくあるご質問
Q. 本当に電気代が安くなりますか?
A. 効果はお家の条件次第で、「必ずいくら安くなる」とは言えません。体感の変化を重視する塗料と考えるのが正直なところです。断熱最優先なら窓の改修など他の選択肢との比較もおすすめします。
Q. ガイナとリファイン、どちらがいい?
A. 「冬の寒さ・音まで含めた快適性」ならガイナ、「夏の遮熱+美観の長持ち+ツヤのある仕上がり」ならリファインです。ご希望を聞いて正直にご提案します。
Q. どんな業者に頼めばいい?
A. 施工難易度が高い塗料なので、ガイナの施工実績がある店を選びましょう。
この塗料の見積もりをもらったら、確認したい3つのこと
- 塗り回数…下塗り+中塗り+上塗りの3回塗りになっているか(回数を減らすと本来の耐久性が出ません)
- 下塗り材の名前…外壁の状態に合った下塗りが明記されているか
- 保証年数…塗料の期待耐用年数と保証年数は別物。何年の保証書が出るか
当店は相見積もり大歓迎です。他社様の見積もりをお持ちいただければ、この塗料でこの金額が適正かどうかも正直にお伝えします。
どの塗料がお家に合うかは、無料診断でご提案します。しつこい営業は一切しません。
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この記事を書いた人
児玉 貴弘|株式会社グラッド(塗り替えショップ)・外装劣化診断士
外壁塗装の現場経験10年。名古屋市を中心に、住まいの診断から施工管理までを担当。好きな言葉は「段取り八分、仕事二分」。塗る前の診断と下地処理こそが塗装の寿命を決めるという信念で、一軒一軒と向き合っています。